警備会社への転職

警備業に従事したきっかけ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私が警備業に従事したきっかけは、コロナ下のこともあり、本業がなかなか思うようにいかず、空いた時間に何か収入を得る必要が生じたからである。特に資格もないし直ぐに現金収入が得られるし、体力には自信があり、また警備業、特に道路工事などの安全を図る業界で言うところの「2号警備」は早く終業しても、一日分の給与を頂けて、余った時間を自分の為に使えるからと言う気軽に考えてのことであった。

 しかし、実際に従事してみると、安全を図るということはとても責任感のある仕事だと痛感した。工事従事者の方々や工事車両の動きを見つめ、その動きを予測し、かつ歩行者や一般車両の安全と通行を妨げないようにすら油断のできない仕事であった。最初はこのままでは果てして責任を持った仕事が出来るか不安になった。

けれども幸いなことに私の社には大先輩がいらして、実際の現場で懇切丁寧な指導を受けることができた。入社時には研修があるのだが、現場は生き物であって常に変化している。それをその都度指摘指導して頂きとても心強く、安全図るということへの自信(まだまだ至らぬ事は多いが。)と責任と誇りが徐々にではあるが、育って来ているのを感じる。

 「安全である」ことは当たり前であって、事故やトラブルがあってはいけない。日本は水と安全は無料(ただ)と言われるが、その陰には警備業に従事する方々の地道で、真剣且つ丁寧、強いプロ意識に支えられた仕事に拠っていることがよく分かった。

 また、警備業に従事したことで、日常に潜む危険予測も自覚出来た。例えば、単に物を置く場合でもどこにどのように置くことが事故を防ぐことになるのかを意識するようになった。

十数年間ボランティアで地元の小学校のスクールガードで旗を振っているが、警備業で培った安全知識と意識を活かしたいと思っている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加